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日記と雑文を掲載しています。実在していた人物について創作していることもございますのでご注意ください。

ゆきをんな

とりわけ永い夜だった。 きゃらめるいろの砂上を、ひうぅ、と頼りなさげに撫で行く風は、どこまでもつめたくて、昼間よりもうんと下がった気温とともに、ふたりぼっち、老人と少年の身を情け容赦なく苛む。 言葉も交わすことなくテントを広げ終えたふたりは…

夏休みの哲学

さて、早速ではあるが、本日9月1日は言わずと知れた夏休み最終日である。そして、その最終日に宿題を書いているということは、私の宿題の進捗状況は危機に瀕している、どころか崖っぷち、ということである。 とはいえ、宿題が終わっていないのは何も私だけで…

タイトル未定②

祭りのほとぼりも冷め、平穏すぎるほどに平穏な夕暮れの街。長く伸びる黒影と共に、自宅への道を歩む。父の治めるこの街は、土地こそあるものの、言ってしまえば土地しかない。大人の仕事と言えば農業しかなく、学校も小中高それぞれひとつだけ。中学校から…

タイトル未定①

早足で往く父の背を追いかける。高校生にもなってお父さんとお祭りなんて。そうぼやいてみせれば、振り返った父は眉一つ動かさず、「仕方ないだろう、お前は市長の娘なんだから。」とお決まりの台詞。イケメン敏腕市長、なんて呼ばれて人気こそあるようだが…

1/15更新分

『能のアイデンティティ』 先日能楽鑑賞の機会を頂いた際に課題として提出したもの。 ストーリー性を盛り込んだ感想文にしたつもりだったが、読み返してみると短絡的すぎる気がしないでもない。言いたいことをより効果的に表現するには、やっぱり見せかけの…

みるくせゑきについて

ミルクセーキって、素敵だ。 それはさながら、魔法のステッキのように。 みるくせゑき、とでも表記してみたくなるノスタルジィを溶かして、それはただただ甘くて、素敵なのだ。 冬の新宿を行く。 凍える寒さ、ならばまたドラマチックかもしれないが、現実的…

能のアイデンティティ

能という言葉には、「できる・能力がある」という意味の他に、「知恵・技術」という意味がある。能楽における「知恵・技術」の結晶である能面は、能楽を能楽足らしめるアイデンティティとも言える重要なものだ。私は、「能面」という物質的観点と、それがも…

いやはや、ついに開設してしまいました、雑文倉庫。 あとで黒歴史になること間違いなしですが、データとして残しておかないと中々読み返して自省する機会もないので、とりあえず開設するだけしてみました。 どれくらい続けられるかはわかりませんが、なるべ…